闘耳(とーみみ)~ 松澤喜好 著
TOEIC学習をしていた当時、とにかくいろいろな書籍を購入した。学習そのものよりも購入したことによって、気分的にはすでにスコアUPだったような気がする。
そして、当時「英語耳 」なんて本がブームになっていたこともあり、その著者である、松澤喜好氏がTOEICテストのリスニング対策用として書かれた「闘耳(とーみみ)」を購入して、TOEICのリスニング学習としたものだ。
なぜ、発音ができるとリスニングは楽勝か
この「闘耳」の著者である松澤氏は『TOEICのリスニングが聞き取れないのは英語の本当の音を知らないのが主な理由です。』と述べています。
日本人が英語を聞き取れないのは、英語の音を知らないのが理由とのこと。この本では英語をしっかり正しく聞き取るためには「発音」が大切。正しい発音を身につければ、英語を聞き取りやすくなるとのこと。
だから、英語の発音ができると、TOEICのリスニングでは、迷うことなく正しい音をすぐに理解出来て、結果得点UPにつながる。
正しい発音は難しい
英語には43個の音があるそうだ。しかも、日本人には馴染みのない音が多い。この本の中には発音のポイントとして、口、舌のイラストや動かし方の説明なども書いてある。しかし、独学ではそれが正しくできているのか?どこが悪いのか?原因がわかならないこともある。
しっかりトレーニングできる人にはいいが、やはり正しく発音できる方の助言などがないと、自分には難しかった。
発音の練習はどのくらい?
この本の中では、『発音は比較的短期(1ヶ月から数ヶ月程度)で習得できます。期間に幅があるのは、人によって上達の速度が違うということもありますが、むしろどれだけ力を入れて練習するかが決め手になります。
- 毎日10分練習すれば、3ヶ月
- 毎日20分練習すれば、1.5~2ヶ月
といったところが目安になると思います。』と書かれています。
地道な努力は継続しにくい
正直、発音記号も覚えず、舌の動きだけの練習は、地味な感じで、達成感もなく、すぐに飽きてしまいました。でも、本当にやる気になって取り組み、発音記号もマスターして、子音や母音なども、毎日10分でも継続できていれば、効果は違ったのかもしれない。
現在ではTOEIC学習はしていないので、なんとも言えないけど、最初にこの本と出会った頃は、本当に発音がマスターできれば、リスニング力はUPすると思ったけど、今でもそれは変わらない。
ただ自分が発音練習をやめてしまったの結果はわからず終いだ。
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