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温泉豆知識!温泉を楽しむための豆知識5つ!意外と知らない温泉のこととは?

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温泉は「心身ともに癒やしてくれる場所」の1つではないでしょうか?

 

でも、なぜ温泉が心身を癒やしてくれるのか?温泉の効果・効能を知っていれば、より一層温泉を楽しめますね。

 

また、温泉については何かと気になる点もありますね!例えば・・・

 

  • 温泉とは何か?
  • 温泉にはどんな効果があるのか?
  • 日本の有名な温泉や人気の温泉地はどこ?

 

温泉が好きな人ならすでにご存知の方もいるでしょう。温泉は好きだけど、これは知らなかったなあと思うようなこともあるかもしれません。

 

知らないと恥をかいてしますような温泉マナーのこと、温泉へ行くときの話題作りや温泉を楽しむための「温泉豆知識」をご紹介します。

 

本記事にてご紹介する温泉豆知識はつぎの5つです。

 

  1. 温泉とは
  2. 温泉の種類と効能
  3. 温泉ランキング日本一の温泉は?
  4. 温泉マークの意味と2種類の温泉マークがある理由
  5. 意外と知らない温泉の入浴マナー

 

温泉とは

 

温泉とは
温泉とは

 

温泉とは「温泉法」という法律があり定義されています。この温泉法は第二次世界大戦後の昭和23年(1948年)に法案が閣議決定されています。

 

日本では、温泉は「温泉法」という法律によって「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表①に掲げる温度又は物質を有するもの」と定義されています。

したがって、地中からゆう出した時の温度が、25℃以上あれば温泉となり、また25℃未満であっても別表の物質(19項目のうちいずれかひとつ以上)が規定量含まれていれば、温泉となります。また条件を満たせば水蒸気やガスも温泉となります。

引用元:日本温泉協会「温泉名人/温泉の定義」より

 

別表①

 

部質名 含有量(1kg中)
溶存物質(ガス性のものを除く) 総量1,000mg以上
遊離炭酸 250mg以上
リチウムイオン 1mg以上
ストロンチウムイオン 10mg以上
バリウムイオン 5mg以上
フェロまたはフェイリオン 10mg以上
第一マンガンイオン 10mg以上
水素イオン 1mg以上
臭素イオン 5mg以上
沃素イオン 1mg以上
ふっ素イオン 2mg以上
ヒドロひ酸イオン 1.3mg以上
メタ亜ひ酸 1mg以上
総硫黄 1mg以上
メタほう酸 5mg以上
メタけい酸 50mg以上
重炭酸そうだ 340mg以上
ラドン 20(100億分の1キュリー単位)以上
ラジウム塩 1億分の1mg以上
引用元:「一般社団法人 日本温泉協会/温泉とは」より

 

温泉豆知識① 「温泉」とは
  1. 温度(温泉源から採取されたときの温度)が 摂氏25℃(度)以上のもの
  2. 物質(上記に掲げるもののうち、いずれか1つ以上を有するもの

 

温泉の種類と効能

 

温泉の種類と効能はさまざま
温泉の種類と効能はさまざま

 

日本各地の温泉では、様々な種類の温泉が楽しめます。 「温泉」って一括の言葉でも、色や匂いも違います。

 

温泉の種類や適応症、主な温泉地をまとめてみました。

 

  種類(掲示用)     泉質別適応症   主な温泉(都道府県)※1
1 単純温泉     不眠症、うつ状態   下呂温泉(岐阜)、鹿教湯温泉(長野)
2 塩化物泉     きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症   熱海温泉(静岡)、片山津温泉(石川)
3 炭酸水素温泉     きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症   川湯温泉(和歌山)、小谷温泉(長野)
4 硫黄塩泉     きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症   法師温泉(群馬)、天城湯ヶ島温泉(静岡)
5 二酸化炭素泉     きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症   長湯(大分)、肘折温泉郷の黄金温泉(山形)
6 含鉄泉     ※2   有馬温泉(兵庫)
7 酸性泉     アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症   玉川温泉(秋田)、須川温泉(岩手)
8 含よう素泉     ※2   強首温泉(秋田)
9 硫黄泉     アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症   日光湯元温泉(栃木)箱根温泉郷の小涌谷温泉(神奈川)
10 放射能泉     高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎   三朝温泉(鳥取)、増富温泉(山梨)
※1宿泊ができない日帰り温泉施設は除いてあります ※2 「泉質別適応症」は「浴用」のみ記載、空欄は該当なしまたは飲用の場合

 

温泉豆知識② 温泉の種類と適応症
  • 温泉の種類を大別すると10種類
  • 泉質によっては、「冷え性」、「皮膚乾燥症」「抹消循環障害」などが適応症とされています

 

温泉ランキング日本一の温泉は?

 

「日本一の温泉」と言っても、「何を基準にするか?」によって「温泉日本一」の中身が変わってきます。

 

「温泉日本一」と一口にいっても「源泉の数」「湧泉量」「温泉宿の数」など何をもって「日本一」とするかによって違いがありますね。

 

それぞれの視点での「日本一」をチェックしてみましょう!

 

源泉数日本一の温泉は?

 

日本一源泉数が多い都道府県は?(出典:環境庁「令和元年度温泉利用状況」より)

 

源泉数日本一は大分県です。日本一の源泉数は「5,088箇所」です。

 

正直、日本一国土が広く、登別温泉や十勝温泉など有名な温泉地が多いので「北海道が1番」と思った方もいたのではないでしょうか?これは温泉豆知識として覚えておくといい話題になりますね

 

ちなみに、源泉数ランキング トップ5はつぎの都道府県です。

 

源泉数のトップ5
  1. 大分県の 5,088箇所
  2. 鹿児島県の2,749箇所
  3. 静岡県の2,244箇所
  4. 北海道の2,172箇所
  5. 熊本県の1,360箇所

 

参考までに日本全国には源泉は「27,969箇所」あります。源泉数上位5だけで「13,613箇所」およそ半数を占める割合となります。

 

おまけの温泉豆知識として、源泉数の少ないトップ3はつぎの都道府県です。

 

  1. 沖縄県の19箇所
  2. 奈良県の75箇所
  3. 徳島県の80箇所

 

沖縄県は南国のイメージだから温泉(源泉)はないのかな?なんて思っていた方、実は19箇所もあるんですね!ちょっと以外だったのではないでしょうか?

 

湧出量日本一の温泉は?

 

温泉日本一の豆知識、つぎは温泉が湧き出る量日本一の都道府県をトップ5を調べてみました。

 

(出典:環境庁「令和元年度温泉利用状況」より)

 

湧出量のトップ5
  1. 大分県の294,646リットル/分
  2. 北海道の196,902リットル/分
  3. 鹿児島県の161,668リットル/分
  4. 青森県の146,233リットル/分
  5. 熊本県の133,585リットル/分

 

温泉の「源泉数」に続き、「湧出量」でも「大分県」が日本一です。まさに「温泉王国」と呼ぶにふさわしい温泉県「大分県」ですね。

 

たしかに、大分県には「別府温泉」「由布院温泉」「黒川温泉」など有名・人気温泉地があります。

 

温泉宿泊施設数日本一の都道府県は?

 

さて、最後の「温泉日本一」は「温泉宿泊施設数」の多い都道府県を調べてみました。

 

(出典:環境庁「令和元年度温泉利用状況」より)

 

温泉宿泊施設数のトップ5
  1. 静岡県の2021軒
  2. 長野県の1073軒
  3. 大分県の855軒
  4. 北海道の698軒
  5. 神奈川県の591軒

 

ちなみに、草津温泉や伊香保温泉など全国的にも有名な温泉が多い「群馬県」は第6位です。第5位の神奈川県より1つ順位が下になります。「温泉宿泊施設数」としては、僅差の「579軒」となります。

 

日本一の温泉はどこか?

 

日本一の温泉は、何を基準にするかによって変わってきます。

 

今回は「源泉数」「湧出量」「温泉宿泊施設数」をそれぞれ第1位から第5位までをご紹介しましたが、他にも「収容定員数」、「年度延宿泊利用人数」「温度別源泉数」なども「温泉ランキング」を決める際の指標になります。

 

温泉豆知識③温泉ランキング日本一
  • 日本一の温泉「源泉数」は「大分県」の5,088箇所
  • 日本一の温泉「湧出量」は「大分県」の294,646リットル/分
  • 日本一の温泉「宿泊施設数」は「静岡県」の2021軒

 

温泉マークの意味と2種類の温泉マークがある理由

 

湯けむりを連想させる「温泉マーク」についてですが、あなたは意味をご存知ですか?また、日本では1997年より温泉マークが2種類あることをご存知でしたか?

 

温泉へ行った時に見かけることのあるこの「温泉マーク」について、「意味」や「なぜ2種類あるか?」などを温泉豆知識として話題にすれば、温泉での過ごし方も盛り上がるかもしれませんね

 

温泉マークの意味は?

 

温泉マークの意味をご存知ですか?

 

「温泉マーク」といえば、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。この湯気が立ち上っているような3本の図柄を。実はこの温泉マークに意味があることをご存知ですか?

 

「温泉マーク」の意味について諸説あるよです。

 

よくみると3本の湯気のマークは、みな同じ長さではなく、「長さが違う」のです。

 

そして、この湯気の長さに「温泉マーク」の意味がこめられています。

 

諸説① カラダにいい温泉の入り方(湯に浸かる時間とか回数)を表している
諸説② 温泉に入るタイミングと時間を表している

 

カラダにいい温泉の入り方(湯に浸かる時間)を表している

 

温泉マークの意味諸説①として挙げられるのが「カラダにいい温泉の入り方・湯に浸かる時間」を表しているとされるものです。

 

3本の湯気の意味は
一本目(左側)は、1回目の入浴を表し、時間は5分程度
二本目(中央)は、2回目の入浴を表し、時間は8分から10分程度
三本目(右側)は、3回目の入浴を表し、時間は3分程度

 

温泉に入るタイミングと時間を表している

 

温泉マークの意味諸説②は「温泉に入るタイミングと時間」を表しているというもの。これは仕事柄バスガイドさんの案内で温泉宿到着前に案内される話題として聞かされました。

 

3本の湯気の意味は
一本目(左側)1回目は「宿到着時(夕飯前)」に、カラダの汚れを落とす程度。入浴時間は短め
二本目(中央)2回目は「夕食後(就寝前)」にカラダを温める。入浴時間は長め
三本目(右側)3回目は「起床後(朝食前)」にカラダを目覚めさせる。入浴時間は短め

 

ただし、注意したいのは「食事の前後30分」はあまり入浴に適した時間帯ではないということ。また、夕食時にアルコールを摂取した場合、深酒している場合は入浴は避けましょう。

 

温泉マークは2種類ある!?

 

温泉マークが2種類あることをご存知でしたか?

 

温泉マークが2種類もあると混乱するかも知れません。でも、なぜ「温泉マーク」が2種類存在知るようになったのでしょうか?

 

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け議論が起きた「温泉マーク」 出典:経済産業省「温泉マークは選択性へ」より

 

温泉マークといえば、上図左側の「JISの温泉」マークの方がお馴染みですね。

 

しかし、「JISの温泉マーク」は、海外の方には「温かい料理」に見えてしまうおそれがあることから、国際規格の「ISO図記号」に置き換えるか?という議論が2020年東京オリンピック・パラリンピック開催前に起きました。

 

「温泉」はもはや日本人だけのものではなく、訪日観光客が増えた近年では、海外からの観光客の人たちにとっても「温泉」は身近なものになってきました。

 

「JIS規格の温泉マーク」と「ISO規格の温泉マーク」を比較したアンケートでは「日本人」と「外国人」とでは、評価がわかれたようです。

 

また、「JIS規格のマーク」を「ISO規格のマーク」へ変更するかについての意見も分かれたようです。

 

「日本の文化だから変更しないでほしい」反対に「変更して訪日観光客を増やしたい」などそれぞれの立場や意見が出たようです。

 

結局、どちらか一方の「温泉マーク」に決めるのではなく、状況に応じて選択できるようになったため、温泉マークは「JIS規格」と「ISO規格」の2種類が存在することになりました。

 

温泉豆知識④温泉マークの意味と種類
  • 温泉マークには、一般的に認知されている「JIS規格の温泉マーク」と海外からの方にも理解されやすい「ISO規格の温泉マーク」の2種類がある
  • 温泉マークには、3本の湯気に意味があり、「温泉に入る回数」や「湯に浸かる時間」などを表している

 

意外と知らない温泉入浴マナー!知らないと恥をかくことも!?

 

マナーを守って気持ちよく快適に温泉を利用しましょう!
マナーを守って気持ちよく快適に温泉を利用しましょう!

 

温泉は、貸し切りでは無い限り「公共の場」になります。子供から高齢者まで幅広い年齢層がの方が利用します。

 

利用者のみなさんが快適に過ごすため「温泉」ならではのルール、マナーも含め注意したい点、知らないとNGな行為などをチェックしてみましょう。

 

  1. 入浴前にかけ湯をする(衛生面とお湯になれる)
  2. 洗い場に私物を置いて場所取りをする
  3. 髪の毛の長い人はまとめる(湯船に髪を入れるのはNG)
  4. 髪や体を勢いよく洗う(周囲に気を配ろう)
  5. 桶や椅子は軽く洗う(使用済みの桶や椅子の放置はNG)
  6. 湯船(浴槽内)にタオルを入れない(衛生上NG)
  7. 湯船に浸かるのは「湯尻」より(お湯の出ている「湯口」の反対側から入る)
  8. 湯船で顔を洗はない(顔や体を湯船で洗うのはNG、不快になる方もいます)
  9. スマホを持ち込まない(盗撮を疑われることもあるのでNG)
  10. 脱いだ服をきちんとたたまない(タオルなどかけ人目につかないよう気配りも!)

 

公共の場である「温泉」では、マナーやルールを守り、身につけておくことで、利用者同士がお互い快適に過ごせるようにしましょう。温泉で体も心も温まりたいものですね。

 

温泉豆知識⑤温泉入浴のマナー10か条
  1. 入浴前にかけ湯をする
  2. 洗い場の場所取りをしない
  3. 髪の毛の長い人はまとめる
  4. 勢いよく洗う(周囲への配慮忘れずに)
  5. 椅子や桶は洗い、放置しない
  6. 湯船にタオルを入れない
  7. 湯船には湯尻より浸かる
  8. 湯船で顔を洗わない
  9. スマホや必要ないものは持ち込まない
  10. 脱いだ服はきちんと畳もう

 

温泉入浴のマナーについては、他にも守りたいことや心がけたいことなど、ちょっとした気遣いでお互いが気持ちよく温泉を使うために役立つものがあります。

 

反対にマナーを守れないのは論外ですが、「知らない」では済まされず、常識のない方だなと周囲の方に思われ、恥ずかしいおもいをするかもしれません。

 

温泉入浴マナーは「温泉豆知識」というより「温泉常識」として覚えていて損はないとおもいます。

 

温泉豆知識!温泉を楽しむための豆知識5つのまとめ

 

日本各地にある「温泉」。日本人だけではなく、海外の方にも愛される「温泉」。身近な存在だけど、意外と知らないことも多い「温泉」について「温泉豆知識」として5つほどご紹介いたしました。

 

「温泉日本一」ってなんとなく、広大な面積の北海道が何かと一番だと思いがちですが、以外にも「源泉数」「湧出量」「温泉宿泊施設数」どれをとってもナンバーワンではありませんでした。

 

また、温泉の効果や効能などを知っていれば、温泉選びの際に役立ちます。

 

今回ご紹介いたしました温泉豆知識5つを身に着けていれば、次回温泉へ行くときに、きっとだれかに話したくなりませんか?温泉に浸かりながら「温泉豆知識」を披露して、より温泉をお楽しみ下さい。