三日坊主のマイブームだ

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村田紗耶香著『コンビニ人間』は自分の身近にもいるかも!?


一年待った甲斐があった1冊『コンビニ人間』

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どうも、三日坊主飽男 (@myboomda)です。

本書『コンビニ人間』は昨年末より図書館で予約をして順番待ちをしていた本です。

一年前に「第155回芥川賞受賞作」程度の認識しかなく、なんとなく話題の本だから時間が経ってからでもいいので、読んでみたいと思っていた本です。

 

読後の感想としては「一年間待った甲斐があった本」だった。

「普通」「常識」ってなんだろうと改めて考えさせられました。

 

自分の周りにも「ちょっとおかしいのでは?」と思える思考回路の人間がいます。話を聞いてみると当人には「当たり前のこと」らしいです。

 

自分の物差し(固定観念や人生体験など)だけでは計れないこともあるものだと、この本を読んで思いました。

 

タイトル(書籍タイトル)
  1. 奇妙がられる子供
  2. 本書の要約概要
  3. 書籍データと著者略歴
  4. マニュアル通りなら居心地が良い!?

 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

奇妙がられる子供

本書では、主人公の古倉恵子は、

校外の住宅地で育った私は、普通の家に生まれ、普通に愛されて育った。けれど、私は少し奇妙がられる子供だった。

 

そして、「奇妙がられる子供」としてのエピソードに、幼稚園の頃に公園で死んでいた小鳥。しかもどこかで飼われていたような青い綺麗に小鳥に対して、主人公は

 

「これ、食べよう」

 

「お父さん、焼き鳥好きだから、今日、これを焼いて食べよう」

 

と言ってしまう。

また、小学校に入ったばかりの頃、体育の時間、男子が取っ組み合いの喧嘩をしていると、

 

「そうか、止めるのか、と思った私は、そばにあった用具入れをあけ、中にあったスコップを取り出して暴れる男の子のところに走って行き、その頭を殴った。」

 

~中略~

「止めろと言われたから、一番早そうな方法で止ました」

 

~中略~

「でも、止めろって皆が言ってたんです。私はああすれば山崎くんと青木くんの動きが止まると思っただけです」

 

引用:本書「コンビニ人間」7~10頁より

 

このように、世間の一般常識では通用しなようなことでも、本人にとっては理にかなっていることになる出来事や場面は、意外と自分たちの周囲にもあるのはないでしょうか?

 

本書の要約概要

36歳未婚女性、古倉恵子。 大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。 これまで彼氏なし。 オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、 変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。 日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、 清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、 毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。 仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、 完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、 私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。 ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、 そんなコンビニ的生き方は 「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。 現代の実存を問い、 正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。

 引用:文藝春秋ホームページ「『コンビニ人間』村田沙耶香 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS」より

 

 

書籍データと著者略歴

書籍データ

  • 著者  村田 紗耶香
  • 出版社 文藝春秋
  • 発売日 2016年07月30日
  • 単行本 160ページ

著者略歴

村田 紗耶香(むらた さやか)

1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部卒業。

2003年「授乳 (講談社文庫)」が第46回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。

2009年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞。

2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞受賞。

 

他の著作に

 文藝春秋のホームページに「村田紗耶香」さんへのインタビュー記事が載っています。こちらの記事も合わせて読んでみるといいです。

bunshun.jp

bunshun.jp

 

マニュアル通りなら居心地が良い!?

本書「コンビニ人間」を読んでみると、主人公は「マニュアル」に書かれていることを、何も考えずひたすら部品となって行動することによって、「世間」とのズレを機にせず、居心地が良い生活を送れているようだ。

 

小説の世界の話ではあるかもしれませんが、身近に同じような「世間」から「異端」とみられないように「普通」を装うって生活をしている人もいるかもしれません。

 

サラリーマンである自分もある意味では会社の歯車・部品として、「異端」にならないように働いているのかな?

以前読んだ本「40歳を過ぎたら、三日坊主でいい」にも書いてあるように、全力で仕事に打ち込む必要はないのかもしれませんね。

 

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