ビジネスホテルも付加価値サービスの時代
どうも、三日坊主飽男 (@myboomda)です。
東京では、2020年のオリンピック開催に向けて、ホテルの開業(予定も含む)が多くなっています。
豪華な内装や行き届いたサービスを提供してくれる、外資系のラグジュアリーホテルはもちろん、「レストラン」や「宴会場」などの施設を省き、「泊まること」に重点を置いた「宿泊特化型ホテル」の開業が目立つような気がします。
昔はビジネスホテルと言えば、出張のサラリーマン利用が多く利用しているイメージがあります。そして建物もなんとなく薄暗い、寂しい感じがするものでした。
しかし、最近では「東横イン」「ルートイン」「アパホテル」など、照明も明るく、小綺麗な感じのものが増えてきています。もちろん、利用者もサラリーマンに限らず、女性の利用も目立ちます。
そして、価格も手頃ですが、値引き合戦による集客ではなく、「温泉大浴場を併設」、「ポイントカードの導入」、「近隣施設の割引」など付加価値・アイディアによる差別化などをはかり、集客に励んでいいます。
そこで、今回は「ビジネスホテル」にまつわる裏話なども含めた内容が盛りだくさんな、「なぜビジネスホテルは、一泊四千円でやっていけるのか」をご紹介します。
もし、ビジネスホテルに泊まる機会があれば、その時のお供におすすめの1冊です。
- 様々なタイプから用途に合わせてホテルを選ぶ時代
- 書籍データと著者略歴
- 目次
- 要約概要
- 読後のメリット、印象や今後の自分への影響
様々なタイプから用途に合わせてホテルを選ぶ時代
ホテル業界の現在は、外資系の超豪華ラグジュアリークラスから、宿泊特化型のホテルまで様々なタイプのものがあり、われわれ利用者は自分の利用目的、予算、価値観などに合わせて使い分けができる時代です。
そのホテル業界の中でも、成長が著しい「ビジネスホテル」について書かれている本について書きます。
書籍データと著者略歴
書籍データ
- 著者 牧野知弘
- 出版社 祥伝社
- 発売日 2012年10月10日
- 新書 258ページ
著者略暦
1959年アメリカ生まれ。東京大学経済学部卒業。
ボストン・コンサルティンググループを経て、三井不動産に勤務。
現在は、オラガHSC株式会社代表取締役としてホテルオーナーに対するアドバイザーの他、ホテル・不動産市場に関する論説、講演活動を展開。
主な著書
引用:「なぜビジネスホテルは、一泊四千円でやっていけるのか」より
目次
はじめに
なぜ、人はホテルが好きなのか
第1章 現代日本の宿泊事情
- 激変する旅館、成長するホテル
- 不景気でも続々竣工するビジネスホテル
- ホテル都市物語
- 大手チェーンに席巻される地方ホテル
- ピラミッドが崩れるホテル御三家
第2章 ホテルは人間動物図鑑
- 私が目撃した、不思議な人たち
- お客様はどろぼう様?
- 従業員動物図鑑
- 他人には言えないホテルの裏事情
第3章 コモディティ化するホテルの宿泊料金
- ネットマーケットの恐怖
- コモディティ化するホテルの宿泊料金
- 口コミに怯えるホテル
- ホテルのグレード、サービスと宿泊料金のつりあい
- リッチ、目的によって異なるホテル選び
第4章 ホテル経費削減物語
- ホテルは人件費のでんこ盛り
- 「水」と「伝記」が費用を制する
- 設備管理費という聖域
- 減らしてよい経費、いけない経費
第5章 ホテルをプロデュースする
- ホテルの運営形態と収支構造
- 宿泊料金をプロデュースする
- ホテルのB-LoHaS
- こんなホテルにとまりたい
おわりに
ホテルの楽しさは永遠に
引用:「なぜビジネスホテルは、一泊四千円でやっていけるのか」より
要約概要
ビジネスホテルは日本で生まれ、独自に進化を遂げて、現在も拡大し続けています。
本書は、そんなビジネスホテル業界の実態に迫り、ビジネスホテルが「なぜおいしい商売」なのかを明らかにしています。
また、ホテル業界に詳しい著者が日本のホテル現状を分析、お客様へに対しての企業努力を紹介している。
読後のメリット、印象や今後の自分への影響
私が読んで面白かったのは、本書「第2章 ホテルは人間動物図鑑」
- 洗濯をしてしまう女性
- 大人の夜のトラブル
- 夜のチョウは捕まえられない
- 従業員動物図鑑
- 自殺はさりげなく処理
など、どちらかというと、裏話的なものがやはり興味がありました。
また、インターネットによる価格の下落、口コミによる過剰な反応など、今時のホテル事情も書かれていてます。
昔は、「価格優先だから、多少は仕方がない」という気持ちが利用者(宿泊者)のも多少なりともあったと思います。
しかし、現在では利用者から支持される条件は「B-LoHaS(ビーロハス)だそうです。
- Bは、ブランド
- Loは、ロケーション(立地)
- Haは、ハード(施設等の設え)
- Sは、ソフト(サービス)
これら4つのバランスよく組み合わさっていることが大切だそうです。
今後、ビジネスホテルを利用する際には、この点も気にしながら、また本書で書かれていたホテルの経費節減にも協力しようと思います。
ホテルが利用者(お客様)に委ねる費用は「水」と「電気」です。
自宅では「節水」「節電」に気をつけているならば、ホテルでも気をつけようと改めて思いました。
ホテル利用の多い方は「節水」「節電」を心がけて、ホテル滞在をお楽しむ下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
次回更新時に再度ご訪問いただければ幸いです!
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